2017年1月27日金曜日

デコポン予備検査

今日は随分寒さも和らぎ、日中は暖かさを感じるくらいでした。
そんな中で1月25日に行われたJAでのデコポン予備検査の結果が出ました。

天草農工房 ふぁおのみかん山からは254個のサンプルを検査に出しました。
基本的に区画ごとに50個出すのですが、数え間違いかちょっと多かったです。
結果として、合格率98%でした! 不合格=糖度が12度未満は4つでした。
各サンプルの値はグラフに示しています。

現状ではMedian(中心値)は既に糖度13度を超えていますが、まだデコポン基準(糖度:13度以上、酸度(クエン酸):1%以下)を満たしていないものもあります。
今後このデータを元に出荷時期を算定していきますので、出荷する頃にはデコポン基準をクリアできる状態になる見込みです。

天草農工房 ふぁおのみかん山では5つの区画に分けていますが、区画ごとで差がありますので、結果の良い区画の品からご予約を頂いている方へお届けしてまいります。
予備検査から1週間後の2月1日に到着するものが第1陣として順次発送を行なっていきますので、ご注文頂いてから長らくお待ち頂いたお客様は間も無くお手元にお届けできますので楽しみにお待ちください。

なお、最初のお届けするものは収穫後既に1ヶ月以上熟成保存していますが、実の個体差があることや酸味の感じ方は個人差もあるので、商品が到着後お食べになられて酸っぱさを強く感じられる場合は、1〜2週間ほどさらに熟成させてからお召し上がりください。
また同じ条件で育った実を時間とともに変化する不知火・肥の豊をお楽しみいただけるのも箱単位で多くの果実をご購入頂く楽しみの一つと言えます。



2017年1月23日月曜日

みかん農家のレアチーズケーキ?

ここ熊本・天草でも寒い日が続いており、暖房の入れられない選果場での作業は手先が痛くなってくるほどです。全国的にはもっと厳しい天候のところもあるので、天草はマシでしょうか。 熊本県内でも阿蘇などは積雪があったようです。

東京の会社員生活では家での食事は朝食くらいでしたが、農業をすると3食家メシになります。そのため普段、食事は作るので料理は良くしますがあまり性に合わないお菓子はほとんど作らないです。
でも、今日は寒い中で灯油を買いに行き、ついでにスーパーに寄った時に目に止まったクリームチーズを使って、珍しくスウィーツを作ってみました。
もちろん柑橘、特に外観の悪いものをどう使うかというテーマからの思いつきです。

細かなレシピは、クックパッドや雪印のレシピなどを除いて適当に作ったので掲載は遠慮させていただきますが、
ポイントは
・オレンジに合うと思うので下地のクッキー生地にはチョコレート味、特にほろ苦系のものを使用
・デコレーション用に乗せるだけでなく、「べにばえ」果汁100%のジャム(煮詰めただけ)を作りクッキー生地とチーズクリームの間に入れる
ということでしょうか。

写真をご覧いただくとお分かりかと思いますが、かなり雑な作りです。ザ・男料理?
でもふんだんに柑橘を使いました。外側から「べにばえ」、「肥の豊(不知火:デコポン)」、「パール柑」です。

写真にカットした断面図がないですが、大きな失敗をしておりましてゼラチンを買い忘れてしまったので切ると崩れてしまいました(⌒-⌒; )
上にのっている柑橘も全て放射状に並べないとうまくカットできないですね。反省・・・
でも味は最高でした! べにばえジャムやチョレート味のベースは予想通りマッチ、といことにしておきます。

こんな感じのものを作ってみたいと思われるか、ぜひ天草農工房 ふぁおのオンラインストアで柑橘をオーダーしてからクリームチーズを買いに行ってみては如何でしょうか🍊

2017年1月19日木曜日

ふぁおのホームページにある「天草くらし」のページを更新しました

みかん山のミツバチ
ここ天草でも寒い日が続いてますが、それでも東京や神奈川の郊外(都心部は異常に高温ですが・・・)より暖かいのではないかと思っています。それは先日みかん山で作業しているとミツバチに遭遇、ミツバチの羽音で気がつきました。
他にも雑草なんですが、この時期は寒いのでタンポポなどのように地面張付き葉を横に広げた草が育った環境ではよく目にしましたが、ここ天草のみかん山ではしっかりと高さがある草がたくさん生えています。
こうした生き物の違い・動きを何気なく見ていますが、考えてみると天草は温暖なんだろうと改めて思うところです。

天草市有明町大浦
そんなよい気候の天草ですが、労働人口は他の地域と変わりなく減少の一途です。そんな「天草くらし」のページをブログ直リンクから変更しました。
状況を見ると「熊本・天草デコポンが無くなる!」と思い、少しでも天草の柑橘を永く産品として残したいとのことから、ホームページ作成当初から考えていた構想の一部を具体化しました。

「天草くらし」のページでは、このような日々の何気ない一コマ(ブログ)を切り取ったり、天草情報、私の経験などを載せて天草ファン、天草への移住、天草での就農する方が増えたらいいなと思っています。
興味がある方は、お問合せいただければ私の持てる情報。ノウハウを提供していきたいと思っています。

2017年1月14日土曜日

今週はふぁおの不知火(デコポン)の木のオーナー様が多数来園くださいました

今週は、前園主の時から続く「不知火の木のオーナー」のお客様11名においでいただきました。来週もまた7組のお客様が来園予定です。
オーナーとなった木に実った不知火を自分たちで収穫、そして全てをお持ち帰りになります。大体ミカン収穫コンテナ2杯分程度、35〜45kgの実をお持ち帰りになれています(もちろん有償です)。

おいで頂いた皆様からは、「収穫する作業が楽しい、毎年の楽しみ」、「来年も来たいからオーナー制度をやめないで」との声をいただき、中には「今度は収穫だけでなく、摘果作業も自分でやりたい」との声もいただきました。

2017年1月8日日曜日

大浦地区のミカンの木オーナー収穫祭に参加しました

みなさんこんにちは!
本日は10年間続いた大浦地区振興会が主催する「ミカン(不知火)の木オーナー制度」の最後の収穫祭が行われました。

激しく雨が降る朝となりましたが、早い方は8時半頃には到着され、開会式が始まる10時半まで地元の方々の柑橘や野菜、リップランドの出店によるお土産のショッピング、そして振興会等が準備したが暖かい豚汁やぜんざいを楽しみながら過ごされていました。

開会式が始まると振興協会から残念ながら今回をもってミカンの木オーナー制度終わること10年間続けてこれたことへの感謝、さらにはオーナー代金の上乗せされた「熊本復興支援」への寄付金の扱いとお礼が述べられました。


そして収穫の際の手順・注意事項等の説明の後、式のメインイベントの「大浦獅子舞」が披露されました。オーナーの皆様は食い入るようのご覧になられ、最後は獅子にカブリとされ縁起をいただいていました。

その後雨が中々止まない中で収穫する方、宅配に変更する方、後日再度大浦を訪問される方と選択されて園地への移動となりました。

10年続いたオーナー制度は、ミカン農家の高齢化等により今回で終了となっています。
しかし! 〜小さくてもキラリと光る大浦に〜を掲げる大浦振興会では既に次の制度の検討に入っていますのご期待ください!

当園は残念ながら期中のスタートとなりオーナー様の受入れができませんでしたが、物販として「べにばえ」の販売を行い来場された方に試食を振る舞い、「美味しい!」とのお褒めとともにほぼ完売することができました。オーナーの皆様お買い上げありがとうございました。

なお、今回のイベントは総勢50名を超えるスタッフで運営されましたが、全て大浦地区の住民の方で協力体制と連携がうまくいっており、地区振興に対する皆様の熱意を感じました。天草への移住において大浦地区を選んでよかったと改めて思いました。

2017年1月6日金曜日

天使のわけまえ

新年も5日たち、既に仕事も始まってっもうお正月気分もとっくに忘れたかたも多いのではないでしょうか。
農園も2日収穫等の畑仕事を開始しており、「正月」の文字は皆無になっています。

収穫していると鳥のさえずりを耳にします。心地よいかというと柑橘農家にとっては実は大敵です。 そうですみかんを食べに来ている鳥達の楽しそうなさえずりなんです。

収穫していると一本の木から4〜5個の鳥に突っつかれた実があります。足した数ではない様に思えますが、当園では不知火は300本程度あるので合計する1500個近くに達します。さらに1000本単位で栽培されている農園もあるのでかなりの影響です。
今後は収穫後期になればさらに多くなってくるでしょう。

「天使のわけまえ」に残した実
とはいうもの対策を講じても費用対効果が見合うのか、そもそも被害が0にできるのかと思うと目くじらを立てているより、自然の力を利用して育てた実を少し自然へおすそ分けしていると思った方がいいかなって思います。

そして鳥は一度に大きな実は食べきれないで、再び同じ実の残り食べにくるのか、それとも大きめの鳥が突っつき、残りを小さな鳥が食べるのかわかりませんが、半分も食べてない実、完食している実が存在することに気づきました。
今は、半分しか食べていない実は落とさずに「天使のわけまえ」として残すようにしています。

本来「天使のわけまえ」とは、ワインやブランデー、ウィスキーなど、その製造工程で木樽で熟成するような酒類において「熟成中に水分・アルコール分が蒸発し、最終的な製造量が目減りする」ことをいうようです。

2017年1月1日日曜日

Happy New Year !!!

あけましておめでとうございます!
2017年がいよいよスタートしましたね。
今年は当園の3羽の鶏ちゃんの年ですので活躍してくれるでしょう。




















皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。